スペイン巡礼で学んだこと、の話

巡礼ネタでどんな事書こうかなぁと考えていると、あの頃の事が懐かしくなります。

たくさん泣いて、たくさん笑っていろんな学びがある1ケ月半でした。

巡礼から帰ってきて、自分の中の価値感や考え方がかわったと感じるので、うまくまとめられる自信はないですが、思いつく限り書き留めていこうと思います。

 

人は一人では生きていけない

私がスペイン巡礼を歩いた理由のひとつは「自分でできるという事を証明したい」でした。

末っ子で可愛がられて育った分、いつも周りの人に助けてもらって生きてきた為、「なにかをやり遂げた」という実感をしたことがほとんどありません。

異国の地スペインでひとりで歩ききって、ひとりでも生きていけるという事を証明したかったのです。

では実際どうだったのか。

しょっぱなからお金が引き出せないトラブルに見舞われ(過去記事参照)、見ず知らずの私を食事の場に招待してくれたり、電話でアルベルゲを予約してくれたり、スペイン語が話せないので通訳してくれたり…

思い返すとひとりではなにもしてません。笑 航空券買ったくらいかな。笑

そんなこんなでサンティアゴデコンポステーラに到着。

正直不完全燃焼だったんです。あ、私結局なにもしてない、と。

しょぼんとしてたら後ろから「日本人ですか?」と声を掛けられました。

お名前は忘れてしまいましたが、40代の日本人男性でした。世界一周自転車の旅をされているそうです。

その方に想いをすべて聞いて貰いましたが、その時の彼の言葉を忘れられません。

「あのね、まおさん。人ってみんなひとりではなにもできないんです。私もいい歳ですけど、みんなに助けてもらって生きてますよ。全部自分でやろうとしなくていいんです。助けてくれる人には頼って、助けを求めている人には手を差し伸べて、人ってそうやってできてるんですよ。」

なんか当たり前のことですけど、このタイミングでこの方にこの話を聞けたことで、なんかストンと心に落ちてきました。

差し伸べられた手はふり払わなくていいんです。その分自分が役に立てるところでは手を差し伸べようと思いました。

maoespana.hatenablog.com

 

 

 

私はまだ若い。まだ何でもできる。

当時26歳。世間ではアラサーや売れ残りと呼ばれ、親戚には「私があなたの歳の頃はもう子供が○歳で云々」の話をされ、なんとなく陰に隠れて生きて行きたいような人生でした。

しかし巡礼中、会う人会う人に「あらすっごい若いわね!」「まだなんでもチャレンジできるじゃない!」と毎日のように言われることで、確かに私の人生が80年だとしてもまだまだ半分にも程遠い年齢、年齢を理由に物事を諦めるなんて早すぎる!と思はじめるようになりました。

巡礼には年上の方が圧倒的に多いのですが、年齢にかかわらずみんな夢をもっているんです。

歳を重ねるごとに恐怖を感じ、もう落ちていく一方だと思っていましたが、周りの声なんで気にしないでいろんなことにチャレンジしよう、と思えるようになりました。

「正社員とし定職につき、30歳くらいまでに結婚をして子供を産み、夫をサポートして幸せな家庭を気づいていこう♡」

そんな女性は多いと思いますし、その考え方を否定する気は全くありません。

ただその生き方は私が望んでいるものとは違うと思うんです。

誰かに雇われ、夫の収入を頼りに生きて行くのは私らしくない。

自分でお金を生み出す術を身に着け、パートナーとなる人にぶら下がらず対等に生きて行きたいのです。

まだまだ色々模索中ですが、これは必ず実現させます。

(この話を職場の人にしたら結婚できない言い訳と言われました。笑 そんな事言われても今はどうってことないですけど)

Everything happens for a reason

起こる事にはすべて理由がある、ってことですね。

良い事も嫌な事も、たまたまとか偶然とかはないんです。

嫌なことでも、それには学びがあり、ただあなたを苦しめるためのものではないのです。

巡礼中、それはそれはたくさん泣きました。

悔しい事、悲しい事ありましたけど、ここにきて振り返ってみればあの時の気持ちは必要なものだったんだと疑うことなく言えます。

 

辛い事悲しい事が起きたときは、今自分に課せられた試練にはどういった意味があるのかなぁなんて考えながら、ただその時が過ぎるのを待ちます。

そういったことも巡礼を通して学びました。これは誰かに教わったことではありません。

Que sera,sera

ケセラセラ。有名な言葉ですね。言葉は知っていましたけど意味は知りませんでした。

「なるようになる」という意味。つまり、ならないものはならないのです。

先の事を心配して足をとめるのはもったいない、神のみぞ知る。

一緒に歩いたブラジル人のラファエルに何度も言われました。

神様しか未来の事はわからないんだから、わからない事に神経をつかうのはもったいないよ、と。

将来自分はどうなるのか、安定した収入は得れているのか、結婚できるのか。。。

先の事を考えれば悩みは尽きませんが、なるようになるのだから、今はできることを精いっぱいやりましょう。

みんな違ってみんな良い

人と比べることを辞めました。

たくさんの人に出会い、多種多様な文化に触れることによって、人の生き様は人の数だけあることを再認識しました。

自分のものさしで測るから窮屈なのです。ものさしの長さなんて人それぞれ。

比べるだけ無駄です。

みんなそれぞれに良い所があり、それはものさしなんかで測れるものではありません。

そう思えるようになってから自分に自信が持てるようになりましたし、人を見る目も変わりました。

 

 

スペイン巡礼は人生をかえる、とよく聞いていましたが、これは本当だと思います。

それはドラマティックな変化ではありませんが、確実に自分の中の何かが変化します。

巡礼で学んだレッスンはこれからの人生で必ず役に立つだろうと信じています。